2009/12/31

行く年の 人の往来 望月が 寒空の中 気高く輝き

今日は、大晦日、いつになく慌しい時間が流れていますが、私は毎年、大晦日だからと言う生活はもう何十年もしていません。12月が1月に変わるだけのいつもと同じように粛々と過ごしています。
先ほど、空を見上げると大きな月が輝いていました。世間は年末の慌しさに追われていますが、この寒空の中、月は人の忙しさに関係なく堂々と輝いていました。写真で紹介できないのが残念ですが孤高、気高さを感じた大晦日の美しい月でした。

2009/12/29

靡くのは 常に勝者の 危険性 敗者へ拍手 天邪鬼の目 

日本経済新聞は難しいことばかり書かれている、と思われていますが。スポーツ面には他の新聞とは少し違うコラムがあります。今日のスポートピアには面白いことが書かれていました。要約するとタイガーウッズなどスター選手のことですが、スターの良し悪しや道徳的なことではなく、今の我々が考えなければならない内容でした。詳細は日経の記事をご覧下さい。
ただ、私が気になるのは、スポーツ選手もそうですが、今の世の中は、スター、つまり勝ち馬に乗らなければいけない風潮が蔓延していることです。スポーツ、芸能、あるいは企業、経済、政治に至るまで全て成功者に靡かなければいけないような風が吹いています。しかし、全員が同じ考えを持つことは大袈裟な言い方をすれば全体主義への道を歩むことになります。
判官びいき、という言葉があるように、本来、弱者や敗者に暖かい気持ちを持っているのが我が国の国民性と言われていましたが、これも昭和の死語になってしまいました。
せめて天邪鬼の私だけは勝ち馬ではない敗者へ大きな拍手を送ります。

2009/12/27

国債は タバコの煙りか 薬物か とどのつまりは 誰も分からず

世間では年末と騒いでいますが、私は年末年始もなく仕事に追われています。新聞の一面に次年度一般会計予算の記事が記載されています。飛び込んでくる文字は国債が税収を上回る、つまりこの国は借金で賄われていることになります。私はお金どころか、人に借りを作るのが嫌なので個人的には借金はしていないつもりですが、新聞の文字によると国民一人当たり数百万円の借金をしていることになるそうです。
1週間ほど前の日経新聞に日本の国債はいつ火を噴くのか?という興味深い記事がありました。このまま国債を発行していけばいつかは財政破綻となる、といった内容でした。しかし、このことは30年ほど前から言われていたそうです。だが、今日の状況は如何でしょうか?

私は国債発行はタバコなのか、あるいは今年世間を騒がせた覚醒剤などの薬物なのかと思っています。どちらも身体に悪いことは分かっています。しかし、喫煙は未成年は別ですが法律で禁止されているものではありません。薬物は説明するまもなく違法行為です。
国債も出来れば発行しない方がいいのでしょうが、タバコと解釈すれば止めよう止めようと思いながらついつい悪い習慣として続けてしまう。一方、薬物なら即刻、止めるべきです。
いろんな書物で調べ、多くの専門家に聞いてみましたが、未だに国債の実態を明確に書いた書物も説明してくれた人物にもお目にかかった事はありません。
結局、国債の発行については実態が分かっていないのではないでしょうか?

2009/12/22

街角で 見かけた宝 石敢當 師走の人出 静かにみつめ


本土は寒い年末ですが、昨日から沖縄に来ています。殆どの方が「羨ましい」と言われますが、宿泊施設と仕事場の往復だけです。沖縄では三叉路でよく見かける「石敢當」街角の安全運転の守り神とも言われています。一方、沖縄にはお地蔵さんはいないようです。狭い日本ですが小さな街角の大きな違いを見つけました。
沖縄の石敢當は年末の行き交う人の足元をみつめていました。

2009/11/28

子規が詠み 漱石が書く 伊予の国 自然の恵み 色彩の妙

















今週は島根から、九州、そして週末はここ愛媛県松山市での仕事でした。松山はいい天気で大学校内の紅葉はより鮮やかでした。空の青さと紅葉の赤、黄が見事にコーディネートされています。また、明日からNHKで始まるドラマ、「坂の上の雲」の舞台でもある松山は文学の町でもあり、いろんな所に正岡子規や夏目漱石の作品が紹介されています。
夏目漱石の名作、「坊ちゃん」の舞台でもある松山ですが、私は漱石の「我輩は猫である」に深い思いがあります。それは私が子供の時に最初に読んだ文学作品でした。当時、ビックリしたのは、この作品は猫がご主人を観察して自ら作品を描いた様になっていました。「我輩は猫である、名前はまだ無い~」で始まる文頭部分に強い衝撃を受けました。勿論、猫がペンを執って文字を書くことは出来ませんが、猫の目で見た人間社会は印象深いものがありました。
最近は猫も小説を書くことより、アヒルと力を合わせて保険のセールスに忙しい日々を送っているみたいですが、松山の鮮やかな紅葉を鑑賞していると、多忙な時間も忘れさせてくれます。良い週末の時間を頂きました。

2009/11/22

時が過ぎ もとの姿の せせらぎに 車窓の景色 哀悼の念 














久しぶりの日曜日の休日です。世間並みにのんびりとした時間を楽しんでいます。最近は鳥取での仕事が多かったのですが、写真は鳥取に向かう電車から1ヶ月くらい前に撮影した佐用町役場です。今年8月、この地を集中豪雨が襲い多くの尊い命が奪われました。壊れた橋や修復中の家屋など今でもその時の傷跡が残っています。
今年、この場所を最初に通過したのは若葉の5月の頃でした。その頃には家族で夕飯、慌しい朝の支度など、いつもと変わらない幸せがありました。人の幸せは豪華な旅行や高級レストランの食事ではなく平凡ではあるが家族が無事で生活出来ることではないでしょうか。そんな平凡ではあるが大切な幸せを大自然は一瞬に奪ってしまいました。
当時、多くの人命を飲み込んだ河川は何も無かったかのように穏やかな流れでした。
電車の中で出来ることは犠牲になれれた方の冥福を祈るだけでした。

2009/11/10

ノー税は 申告Noと のう学者

誰とは言いませんが、マスコミで人気の脳学者の方が、税金の申告で億単位の税金を申告していなかったと話題になっています。本人曰く、多忙のためとのことですが、いずれにしても納税は国民の義務です。私のようなものでも確定申告の締め切り前には多忙な中、締め切り日には間に合うように申告しています。
この方を批判したり、道徳的にどうこうと言うつもりはありませんが、これだけのマスコミに登場し、知識も豊富で所謂、識者の方ですが、本当に立派な方と言うのは義務である納税をきっちりされている方や自分の仕事を誠実に遂行されている方ではないでしょうか?
時代の寵児やパフォーマンスで目立つこと、そろそろ誠実・実直と言う言葉に主役が交代してもいいのではないでしょうか?

2009/11/02

必見 宴の後の 政変劇 十六年の 思いの言葉

久しぶりのブログですが、先月は多忙で2日間しか休暇が取れませんでした。霜月、11月は休日のスタートでした。昨晩、NHKの9時からNHKスペシャルで自由民主党一党支配が壊れた55年体制崩壊から今日までの政治の動向を放映していました。学生のみなさまには、結構、参考になる場面が出てくるので是非とも見て頂きたい番組でした。昨日は55年体制崩壊の細川内閣成立の舞台裏やその後の動向を、そして今日は再び自由民主党が政権を取り返し与党としてどのような政策を実施したのか等が放映されます。
昨日の放送で印象深かったのが、1993年細川内閣打倒の急先鋒だった自由民主党の野中広務氏が「個人的には細川さんには悪いことをした。しかし、細川内閣である以上細川さんを攻撃せざるを得なかった。」と述べておられました。これは当時、佐川急便からのヤミ献金問題で細川首相を退陣に追い込んだ問題であるが、例え個人に恨みなどが無くとも一国の首相と言う権力者の立場にあるなら徹底的に攻撃せざるを得ない、それほど権力者の地位と責任は重いと言うことです。
1993年当時、私はある企業でバブル崩壊後の後始末に東奔西走していました。今と比べものにならないほど大変な時期でしたが16年の歳月は当時の大変さも楽しさに変えてくれました。当時を懐かしみながら今夜も10時からはテレビに夢中です。

2009/10/05

一日の 最後を飾る 賜物に 多忙な時間 忘却となり


昨日は、世間では日曜日ですが、仕事の一日でした。徳島日帰りのスケジュール、前日は地元で夜遅くまでの仕事だったのでかなりの強行軍でした。しかし、徳島から帰りのバスの中で見かけた瀬戸内海の夕日は忙しい時間を忘れさせてくれました。かつて瀬戸の花嫁という歌に「瀬戸は日暮れて~」とありましたが、作者もこんな景色から歌詞を作ったのでしょうか?

2009/10/03

霧の中 のぞみ待つ身に 虫の声


出張先の山口から、帰宅、最寄の湯田温泉で電車を待っていました。
朝の山口は霧の中、この後、新山口駅へ向かい新幹線で一度、自宅に戻り、夜の仕事に備えます。
駅で電車を待っていたらどこからともなく虫の声、霧の中の虫の声、地方の小さな駅での小さな贅沢を満喫しました。

2009/09/27

蹉跌越え 再び巣立つ 若者が 届けた心 賢者の証し















先日、ある学生からご覧のような写真を頂きました。この若者は一度、仕事で躓き、再び公務員試験に挑戦し見事合格。10月からの勤務になるため私のもとに挨拶と共に写真を送ってくれました。

贈答は日本の文化でもありますが、公務員には時には致命傷になります。

しかし、この若者のように気持ちの贈答は大歓迎です。辛い事もあるかもしれませんが、この夕日のようにいつまでも多くの人に光を与える社会人として活躍される事でしょう。輝く夕日は、まさに、賢者の贈り物です。

2009/09/25

江戸の華 長月の夢 電波塔 雲間の富士が 値千金



世の中、シルバーウィークと盛り上がっていましたが、私は東京を中心に仕事+αでした。
昨日、宿泊したホテルから見た夕映えの東京タワー、遠くに富士山の頂が小さく見えました。この景色だけでも最高の贅沢でした。

2009/09/20

ものさしは 時の流れに すがた替へ 昔の石高 あすのマイナス

石高という言葉をご存知でしょうか?江戸時代までその藩がどの程度、お米が収穫出来るか、ということが価値判断となっていました。今日でも加賀百万石という言葉が残っています。
現代では、GDP(国内総生産)が日本の経済の物差しになっています。経済の尺度も時代とともに変化します。今日、いくら個性の強い知事でも、わが県では今年は何万石の米が収穫できた、とは言わないでしょう。
しかし、この現在の経済の物差しがいつまでも続くとは限りません。
最近は二酸化炭素の削減ということがしきりに言われています。近い将来、わが県は今年はマイナス○○炭素というのがその社会の豊かさのバロメーターになるかもしれません。

2009/09/19

阿波の国 行きと帰りの 贈り物 翼の上は いにしえの旅 

明石海峡付近の朝日(上)と夕日(下)



















今日は、日帰りで徳島(阿波の国)での仕事です。天気にも恵まれ、往路は明石海峡に輝く朝日を、復路は沈む夕日という自然の恵みを頂きました。徳島までは現在は明石海峡大橋と鳴門大橋で2時間程度で到着します。しかし、私が子供の頃はYS-11という飛行機が交通手段でした。二つの大橋は飛行機をも凌駕してしまいました。

2009/09/17

清盛も 自民も歩む 必衰のみち 白いボールの 転がる先は

久しぶりのOFFでした。昨日は、民主党、鳩山内閣の船出の日でしたが、一方、自民党は次期総裁の候補もなかなか定まらず、先の衆議院総選挙からの立ち直りが難しい様子。
平家物語の冒頭の「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。」という文章は広く知られていますが、平安末期の権力者、平氏も、現代の権力者だった、自民党もまさに盛者必衰の歩みでした。
OFFの時には、気分を変えて、プロ野球のテレビ観戦、私は特にどのチームのファンではありません。政治もスポーツもついでに珈琲も無党派層です。しかし、プロならではプレーや監督の采配などはとても興味深く、ぼんやりとした時間を過ごす時は野球中継を見ています。今は巨人・阪神の伝統の一戦、リーグ優勝を目指す巨人とクライマックス・シリーズ参加に必死の阪神の試合はテレビからも熱気が伝ってきます。しかし、気になるのは東京ドームの空席、いい試合をしているのに結構目立ちます。
昨日の日本経済新聞に日本テレビがサッカーチームの東京ベルディから撤退と報じられていました。放送局の広告収入の減収から経営が大変な様子です。
伝統の巨人軍も読売という名前が永遠に守ってくれるのでしょうか?
それとも、永遠に不滅と言われた巨人軍も盛者必衰の理りを迎えるのでしょうか?

2009/09/14

みなと街 自然の額縁 飾りつけ 行きかう船に 忙中閑あり














最近は、近場での仕事が多く、自宅から出勤、帰宅というかつてのサラリーマン時代を思い出すような、生活をしています。写真は神戸のポートアイランドにある大学の一部からの景色です。まるで大きな額縁にみなと神戸の景色を描いたみたいになりました。世間では来週はシルバーウィークや9月の連休と言っていますが、私は連休も東京での仕事が待っています。また、その後は年末まで多忙な日々が続きます。少し余裕のある今、美しい街並みの景色から心の安らぎを貰いました。

2009/09/06

夏が過ぎ 月の欠けたる 誕生日 自然の風が 教える未来

「この世おば我が世とぞ思う望月の欠けたることもなしとおもえば」今から1000年ほど前、摂関政治の最盛期、藤原道長を讃えた有名な歌ですが、9月の満月は昨日の5日、今日、6日からは月は欠けていずれ新月を迎え、満ち欠けを繰り返します。道長の象徴は望月ですが、私の人生はこれからも満ちて欠けての変化の多い時間が流れることでしょう。今日9月6日は私の誕生日、満ちても欠けても淡々とした姿勢を忘れないように時を刻みます。

2009/09/03

成功も 失敗もまた 学ぶもの 世の移ろいは 知識の泉















改革より革命と言われた衆議院選挙も終わり、民主党の躍進と自民党の凋落がクローズアップされていますが、ここは冷静にこの二つの政党の明暗を考えてみます。
まず、民主党の躍進は、仲良しグループの中に小沢一郎氏という異分子が加入した事ではないでしょか?一般的に仲間は気心の合った者同志の方が上手くいくように言われていますが、大きな仕事を成し遂げるには、時には摩擦も必要です。どちらかと言うと、政治家サークル的なのりだった民主党に小沢氏という怪物が加入した事により、戦う組織に生まれ変わったのではないでしょうか?
一方、4年前、当時の小泉首相の下での郵政民営化選挙で地すべり的勝利の自民党が今回の選挙では解党的出直しを余儀なくされました。この4年間は何だったのでしょうか?それは本来の姿を忘れた事ではないでしょうか?本来の自民党の姿を忘れ、短絡的なポピュリズムに流れ時代の寵児や人気者など、話題作りに走りすぎたのではないでしょうか?どんな組織も本来の姿を忘れ、短絡的な成功を求めると惨憺たる結果を招いてしまいます。
2009年衆議院総選挙はどこの組織にも考えさせられるような教訓を残してくれました。
宿泊先の松山のホテルから美しい夕日が世の移ろいを眺めていました。

2009/08/31

四年間 チルドレンも 浮き沈み 本物の風  北北東へ

衆議院選挙の結果は、ご存知の通り、民主党の圧倒に終わりました。思えば4年前小泉チルドレンと称する候補者が大量当選しましたが、その小泉チルドレンも今回の選挙は小泉元総理の次男のみだったような感じでした。4年間の盛者必衰の理そのものでした。民主党への期待と不安が叫ばれたいますが、1993年の細川政権も同様なことが言われていましたが、一年余りで元に戻ってしまいました。
確実にいえることはどんな政権になっても私たちはこの国で生活していかなければならないと言うことです。自分の歩幅と責任で生活することは忘れてはいけません。
ところで、選挙の風とは違う、本物の台風が関東地方に接近しています。政権に頼るのではなく自分の力で生活を守りましょう。自然の猛威に選挙権はありません。

2009/08/30

総選挙 国の未来の 一ヶ月 政策超えた 薬の効き目

今日は、衆議院の総選挙です。私も朝のジョギングの途中で投票を済ませてきました。いつも自分らしい選挙をと考えているので、どの選挙も朝のジョギングの時に行くようにしています。世界の国の中には選挙に行けば命まで狙われる所もあるので自分の好きなジョギングの時に投票できることはこの国が平和ということかもしれません。
ところで今回の選挙期間は実質、一ヶ月以上と長い期間となりました。これだけ長ければ各政党の政策や政権公約についていろんな情報が流れても良かったではないかと思いますが、マスメディアは連日、某芸能人薬物汚染の報道ばかりを流していました。
国の未来に影響のある衆議院選挙、我々、有権者はどのような選択をするのでしょうか?
投票所を出た時、マスメディアでよく報道される出口調査を依頼されました。世間ではM党の圧勝を報じていましたが、なんとなくここに来て政権与党のJ党が巻き返している感じがしました。
いずれにしても今夜は眠れない夜になりそうです。

2009/08/23

文字通り ミナトヨコハマ ブルーライト 晩夏の夜に あすの栄養

日本丸と横浜の夜景











昨日から、開港150周年の港、横浜での仕事です。懐かしいヒット曲「ブルーライトヨコハマ」の通り、実に綺麗なホテルからの夜景を楽しむことが出来ました。また、ホテルのすぐ近くの「日本丸」も横浜の象徴です。昨晩は渡辺美里さんのライブも楽しむことが出来て夏の終わりのいい思い出を作ることが出来ました。

2009/08/11

大自然 海も大地も 揺るがして あらためて知る 人の弱さを

朝、起きて台風の進路を知ろうと思いテレビをつけたら、突然、静岡県の大地震、テレビの画面では大雨の中、地震で揺れる街の風景が映し出されていました。
台風で多くの方が、亡くなったり、行方不明になったり、誠にお気の毒な話です。
しかし、自然の力は凄いものがあり、台風と地震が一緒に起こることも教えてくれました。同時に人間の儚さも教えてくれます。
理屈や科学も大事かもしれませんが、我々も自然と共存していることを前提に生活していかなければなりません。
そういえば私の地域では昨日までの雨は上がり、時々、太陽が顔を出す朝を迎えていますが、不思議なことに鳥の声を聞きません。
鳥たちは人間より先に何かを感じているのでしょうか?
鳥のメッセージが分かれば聞いてみたいものです。

2009/08/07

英霊に 捧げる気持ち 十五日 今年の夏の 参列者の数

8月も、今日は7日、昨日の広島、9日の長崎。そして約一週間後の15日は終戦記念日、毎年、この季節になると靖国神社に何人の国会議員が参拝するかが問題となります。勿論、宗教の自由が保障されているので、参拝するか否かはご本人の自由です。しかし、今年は終戦記念日から半月後の30日には衆議院の総選挙です。果たして何人のセンセイ方が参拝するのか今から楽しみです。

2009/07/31

センセイも 就職活動 蝉の声 立場が変わり 選別の目

遅れている梅雨明けですが、学生のみなさまは、就職活動で大変な様子。汗を流しての面接など本当にお疲れ様です。でも、就職活動で大変なのはご立派なセンセイ方も一緒です。7月も今日で終わりますが、約1ヵ月後には衆議院の総選挙です。8月30日は私たち有権者が面接官です。本当に国会に必要な衆議院議員のセンセイを国会に送りましょう。
最近は大衆化やポピュリズムと言われるようにマスコミによく登場する人気者が立派な政治家と思われがちですが、真贋を見る目を我々、有権者に求められています。

2009/07/26

雨の日も 無事是名馬 座右の銘 

明日から夏季休暇です。2009年夏休み前は、山陰の古都、松江での仕事でした。今週は週の初めに東京で、後半は島根で過ごしました。
何も自慢できることのない私ですが、唯一、誇れるものは天候運です。未だかつて、一度も天候不順で仕事に穴を空けたことはありません。明日はここ松江も朝から大雨の予報が出ています。明日は自宅に戻るだけなのでのんびり帰宅の旅につきます。

2009/07/22

天体ショー 己丑夏の かきつばた まつりごとでの 鈴虫の声 

今日は、46年ぶりの日食、昨日は衆議院の解散、何かと話題の豊富な文月の末です。特に衆議院選挙は、結果によっては政権交代が起こるかもしれないと言われ国民の関心も高いようです。原因が何であれ結果として投票率が上がるのは結構なことだと思います。
下馬評では、自民不利、民主有利と叫ばれていますが、果たしてどうでしょうか?政治の世界は一寸先は闇と言われるように何が起こるかわかりません。予想通りにはいかないこともあります。また、選挙期間が実質40日間と長く、しかも、真夏に実施されるため潮目が変わる可能性があります。これから花火大会、夏休み、夏祭り、お盆の帰省など国民的行事も多く人の心も変化する季節を迎えます。
政治は政(まつりごと)と言って理論だけでは割り切れない要素を含んでいます。この40日間はどこの政党に風を吹かせてくれるのか?微妙な期間です。
いずれにしても、そろそろ朝夕、秋の気配が感じられる頃には結果が出ています。

それにしても今年は全国的に梅雨明けが遅い感じがします。一部の地域では夏を迎えているようですが、ここ関西地区では例年、早ければ祇園祭の頃、遅くても天神祭りの頃には梅雨明けを迎えているのに暫くは鬱陶しい天気が続くみたいです。
そろそろマスコミが今年は梅雨明けが遅い、冷夏、夏物が売れないと言うような報道を始めるかもしれません。
真夏の世の夢の始まりです。

2009/06/29

なごり梅雨 瀬戸内海に 恵み雨 讃岐の希望 水無月の末


今日は、朝から、高松への移動。瀬戸大橋を渡るころ、雨が降り出しました。水不足の香川県には恵みの雨になるでしょうか?

2009/06/27

強行軍 山陽北陸 伊予の国 路面電車 清涼感

上は富山の、下は松山の路面電車














今週の初めは福岡、その後、富山、四国と移動して、週末は文学の街、松山で迎えています。テレビのCMで、「ネットで予約、自宅に届き、ポストで返却。」というのがよく耳にしますが、「福岡で起床、富山で就寝、四国で週末」という1週間でした。朝起きた場所と、夜寝る場所が違う、週でもありました。
その間、富山と松山では路面電車を発見しました。最近は環境問題で注目を浴びている路面電車ですが、一日、違う都市の路面電車を見ることの出来るのは、ハードスケジュールの小さな清涼剤です。

2009/06/23

道しるべ 博多の町で ひっそりと かつての歴史 今の建物

博多の町で見つけた歴史の道標























鬱陶しい梅雨空が続いていますが、博多の町を訪れています。博多は九州一の大都会ですが、町の片隅にかつての地名の由来を紹介した碑がよく見られます。今は郵便局になったり、オフィスビルになったりして姿を変えていますが、博多の町の歴史の重さを感じます。

2009/06/13

梅雨空に 響く歌姫 勇気の歌  


今日は愛媛県松山での仕事、いつもは夕方の飛行機で帰宅するのですが、今日は仕事の後この松山で渡辺美里さんのコンサートに出かけました。かつては西武ドームにも何度も通いましたが、久しぶりのライブでした。相変わらずの素晴らしい歌声を聞かせて頂きました。正統派は強い、本物を見せてもらいました。また、明日からの仕事に大きなエネルギーを頂きました。

2009/05/28

流感も しばしの和み 赤い花 無事の証しに 松山の土

沖縄の樹木とデイゴの花
















この2週間、世間では新型インフルエンザでお騒ぎでした。私の地元だったこともあり、特にこの期間は沖縄→愛媛の移動が2週間続いたので移動先で感染したたらとかなり精神的にハードなものがありました。しかし、沖縄は梅雨にも拘らずいい天気が続きました。デイゴの花や某家電メーカーCMに出てくるような樹木が美しい緑を提供してくれました。今日は午前中、沖縄から愛媛県松山へ移動してきましたが、松山空港着陸時に1回目で上手くいかず急上昇して2回目で無事着陸。この間、20分ほどでしたが自分の人生が走馬灯のように浮かんできました。兎も角、無事松山で仕事が出来そうです。

2009/05/15

紺碧の 天空まさに 交差点 飛行機雲も ラッシュアワー



久しぶりのブログです。今日、起床の場所はみちのく仙台、朝から飛行機で一度自宅へ約50分の滞在時間というより滞在分で鉄路で鳥取へ鳥取駅に近づく頃、五月晴れの空に飛行機雲、また、珍しく交差点のように十文字に描かれていました。仙台では涼しい空気を、地元関西では梅雨の前の湿気をそしてここ鳥取では初夏の風を満喫しています。

2009/05/06

風を切り 雰囲気感じ エアーグルメ 皐月の季節 新緑の味

自宅近くの新緑














ゴールデンウィークも今日で終わり、大型連休も仕事のため、昨日と今日が休日でした。

昨日は仕事の疲れのため一日、自宅でぼんやり過ごしましたが、今日は朝から自分らしくジョギングで汗を流しました。

私は仕事柄、全国各地への出張が多いのですが一番の楽しみは滞在した場所でのジョギングです。本当に全国違った空気や雰囲気を美味しく頂いています。グルメとは有名な食べ物を頂くことを言うそうですが、私は食べ物は生活するため必要なものがあれば十分です。

その代わり、全国の美味しい空気と雰囲気をたっぷり頂いています。自分ではエアーグルメと呼んでいます。5月の最初のジョギングは地元神戸の美味しい翠の空気を頂きました。

2009/05/02

何故なのか 何かと目立つ 黒い鳥 清張でも 答えが見えず

小倉駅のカラスと高知城
















世間はゴールデンウィークのど真ん中ですが、私は、北九州の小倉から新幹線で博多へ、その後、福岡空港から高知空港へ移動です。小倉を出発する時、ふと、気がついたのはカラスの集団、町ではよく見かけるカラスですが数の多さにびっくり。近くに生ごみもないのに何故こんなに多くの生息しているのでしょうか?
ここ、北九州が生んだ偉大な推理作家、松本清張先生ならこの謎をどのよう解明するでしょうか?
お口直しに高知城の写真もご覧下さい。

2009/04/26

鳥を越え 突然豚が 追い越して ワクチン探して 世界が騒ぐ 

突然、豚インフルエンザのニュースが流れました。つい、何ヶ月前は鳥インフルエンザで何万人が亡くなると騒いでいました。危険や不幸は全く予期せぬところからやってきます。気の毒なのは鳥や豚、日頃は美食家の対象なのにこんな事態になれば嫌われモノ。滅多に肉を食べない私ですが今日は豚肉を頂きました。

2009/04/22

40年 流れた歳月 振り返り 思い出の曲 自己の原点

「今日はカーペンターズ結成から40周年。」テレビのニュースが報じていました。
私の青春そのものです。中学校の頃、英語と音楽が全く出来なかった私が唯一気に入っていたのが、このカーペンターズです。心地よく軽快で分かりやすい。現在の自分の原点があります。
今日は新幹線での移動ですが、車内では携帯電話に取り込んだTop of the world,Yesterday once more等を聴きながら青春の思い出を振り返ってみます。

2009/04/21

ザビエルも 毛利、維新も 過ぎ去って 苔むす木々の 昔の話

上から ザビエル記念聖堂/苔むす木々 /山口市内/



















昨日の雨が嘘のように爽やかな空気が流れているザビエル記念聖堂。今日は山口市に来ています。山口は毛利元就、あるいは明治維新発祥の地として歴史には事欠かない場所です。
ザビエル記念聖堂のある高台から見る山口市内は、近代日本のスタート地点とは思えないほど静かな街です。歴史の大きな潮流も過ぎてしまえば過去のこと、苔を蓄えた木々が歴史の深さを語っていました。

2009/04/17

情報に 振り回されて だまされて それでも人は 空を飛ぶ















今週は三重、山口、そして愛媛と移動、三重から山口は近鉄と新幹線の陸路、山口からは新幹線と高速船で海路、愛媛へ、そして今日は松山空港から空路で自宅に戻りました。陸海空の移動でした。
ところで松山空港に着いてカウンターの上にある予定表を見て、ビックリ、大阪行きはどの便も満席、世間では100年に一回の不況と言われるが、本当なのだろうか?本当に生活に困っていれば旅に出たりしないのではないでしょうか?数字や情報が一人歩きをしているかもしれません。

2009/04/14

モノクロで 光る感性 磨かれる ホテルの絵画 春夏秋冬 















昨日から、三重県津市に来ています。三重県は小学校の修学旅行以来です。外は雨で退屈な時間が流れていますが、感動したのはホテルの部屋の絵画、モノクロですが、実はよく見ると、チューリップ、青い海、果物、椿と春夏秋冬となっています。季節の色取りをあえてモノクロにすることによって想像性や感性を培う、ホテルの部屋が小さな美術館になりました。

2009/04/10

西の空 役目を終えた 満ちた月 悲喜の歴史を 黙して語らず

本土は連日いい天気が続いているようですが、ここ沖縄は曇り空の日々です。いつものように朝早くのジョギングで一日が始まりました。琉球大学を1週のんびりと走ってきました。その時、西の空には雲間から綺麗な満月が主役を太陽に譲るかのように奥ゆかしい姿を見せてくれました。
ここ沖縄は、戦前戦後を通じて悲喜こもごも歴史を刻んだ場所でもあります。人は歴史の真偽に口角泡を飛ばせて議論しますが、真実を知っている月が真実を語ることは永遠にありません。饒舌が人気を占めるこの時代、真実を知るものは寡黙を守ること。琉球の月が教えてくれました。

2009/04/07

風に鳥 南の国の 宝物 時と空気の 二重奏















今日も朝からジョギングを楽しみました。宿泊施設から仕事場の琉球大学まで、そして琉球大学を1周ゆっくり走ってきました。約30分の小さな旅行です。ここ沖縄は朝、小さな雨が降っていました。でも、琉球大学の中を走っていると鳥の声、新緑の香りと本土では味わうことの出来ない雰囲気が漂っています。心地よい汗をかいた後の朝食は私にとっては最高、上質のご馳走です。

2009/04/05

艱難に 耐えて開いた さくら花 流れる時は 名前も知らず















私にとっては、本年最後の桜です。というのも明日から沖縄で1週間仕事のため、今度、自宅に戻った時には桜は花を散らしていることでしょう。思えば、桜の花は不思議な生き物です。花を咲かせている時は人が賞賛する桜の木ですが、一旦、花を散らせてしまえば、ただの樹木になります。桜の花のない樹木はこれが桜の木で春には花を咲かせると言う事を忘れさせてくれます。でも、その間、この桜の樹木は夏の熱さにも冬の寒さにも耐えてまた春に花を咲かせます。思えば、桜の季節は出会いと別れの季節です。その刹那さが桜の魅力を輝かせているのかも知れません。また、一年、猛暑と極寒に耐える桜に感謝の言葉を送りたいと思います。

2009/04/02

文学と いで湯の街で 一休み 小路で見える 流れる時間  

ロープウェイの乗り場













松山の小路















松山空港を降りて市内に向うリムジンバスの中で「文学といで湯の街、松山」という車内放送が流れます。
その放送の通りここ松山では市内のいたるところで漱石、子規などを思わせる記念碑や建物が多く見られます。
道後温泉、松山城の観光スポットも有名ですが、私が個人的に気に入っているのは宿泊しているホテルから大学へ向う徒歩で10分程度の小さな商店が迎えてくれる小路です。銀行、郵便局、学習塾から松山らしい骨董品のお店、あるいはNPOの事務所など千差万別のお店が並んでいます。また、松山城へのロープウェイの乗り場も顔を見せてくれます。松山へ来られた時にゆっくり流れる時間の欲しい方は是非とも10分ほどの小旅行をお楽しみ下さい。

2009/03/29

大急ぎ 弥生の時が 駆け抜けて ふるえる桜 新たな季節

今日は、久しぶりにジョギングで汗を流しました。弥生三月は、月初に風邪をこじらせて、そしてここ2週間ほどは目が充血する症状で決していい体調とは言い難い月でした。でも今日はすごく体調も良く早朝のジョギングを楽しめました。
思えば弥生三月も過ぎ、気がつけば出会いと別れの桜の季節になっていました。この三月先程申し上げたように体調面ではいい月ではなっかたのですが、一つだけ感動したことがありました。
それは先日、静岡のビジネスホテルで宿泊した際に頂いたモーニングサービスです。私は朝ごはんをかなり多く頂くのですが脂っこいようなしつこいものと肉料理は極力摂らないようにしています。嬉しかったのはこの静岡でのモーニングサービスには肉料理が全く出されていませんでした。美味しい野菜とご飯、味噌汁をたっぷり頂きました。生まれて初めて訪れた静岡で理想の食生活にありつけたのは私の小さな感動でした。

2009/03/26

侍を 遼君が 追いかけて また感動が 国に広がり

テレビのニュースではWBCのオンパレード、勿論、選手のみなさまにはお疲れ様と労いの言葉のストレートを投げかけたい気持ちです。でも、月が代わり4月になればゴルフの遼君がマスコミの寵児になると思います。スポーツは爽やかでいいものですが、それは自分が汗水垂らして頑張るから美しいものです。スポーツの感動に浸るなら自分の汗と涙が人生の感動といえるのではないでしょうか?感動は決してバーゲンつまり安っぽく与えてもらうものではありません。自分で勝ち取るものです。

2009/03/25

半世紀 駿河の夕日 頂いて 地元の熱意 自身の決意

静岡の夕日














生まれて初めて静岡を訪れました。富士山の有名な場所ですが、午前中は雨のため富士山の姿を見ることは出来ませんでした。ただ、午後からは天気も回復しホテルの窓から綺麗な夕日を見ることが出来ました。ホテルでは地元のニュースが放送されていましたが、静岡県知事が静岡空港の開港の件で辞任と報じていました。その是非は県外の私がコメントすることではありませんが、出処進退は人の生き様そのものです。責任ある人の行動は重いと感じるとともに、自分自身も責任の重さを感じて仕事をしていきたいと決意しました。

2009/03/23

情報は なさけに報い 文字のあと 人の情けで 企業に報い

ここ2週間年度末と言うこともあり多忙を極めておりました。先週は航空機の搭乗回数が4回、今週は新幹線での移動が4日間、パイロットや新幹線の運転手より過密なスケジュールです。
しかし、航空機や新幹線に乗って感じるのはその乗客の多さです。世間では100年に一度の不況と騒いでいますが、本当なのかと思います。しかも、レジャー客も数多く見られます。また、WBCで盛り上がっていますが、本当に生活が大変ならスポーツに興味も湧かないのではないでしょうか?マスコミの情報は一つの目安とするくらいで丁度いいのではないでしょうか?
不況の情報に振り回されて、真実を失っているかもしれません。

2009/03/15

信州の 青空天井 美術館 思い巡らし しんそばの味

漆のお店














古本屋














楽器店














新そば














先週末(3月12、13日)は、信州・松本での仕事でした。12日に少し早く松本に着いたので、以前から行きたかった「蔵」をデザインした店舗の街並みを見学しました。「この店なんだろう?」「古本屋」「楽器店」中には「漆の店」など松本は街全体が美術館でした。
また、めったに食べ物のことを書かない私が感動したのは新聞紙で梱包した蕎麦。地元では「新そば」と呼ばれています。
感性を磨くことの出来た旅を思い出しながら、新そばを頂いています


2009/03/04

ひな祭り 思わぬ自然の プレゼント 春待つ蕾み 試練の開花 


昨日はひな祭りでしたが、弥生3月、雪が迎えてくれました。昨日は広島にいましたが、開花を待つ蕾みに厳しい寒さが容赦なく冬の洗礼を浴びせていました。しかし、いずれこの雪も融け、蕾みは綺麗な花を咲かすことでしょう。冬の厳しさと蕾みのエネルギー、雪の白と、蕾みの桃色、試練と成果はこの景色のように隣合わせなのかもしれません。

2009/03/01

振り向けば 永久の別れの 天守閣 信濃の路で 如月の雪

大学構内














南天と雪














今日は弥生3月ですが、2月の末は約1年ぶりに、信州松本で仕事でした。26日はいい天気でしたが、27日は朝から雪が降っていました。南天の赤い実に雪の白さが程好く混じりあい素敵な景色をプレゼントしてくれました。

思えば、前回、この松本を訪れたのは昨年の弥生3月の頃。約1年ぶりの松本は何も変わることなく落ち着いた時間が流れていました。綺麗な松本城も私を迎えてくれました。
ここ松本は、昨年訪れた時、母が緊急入院したという連絡を受け、半月後に帰らぬ人になった場所でもあります。あれから一年、時の流れの早さに忘れがちだった母のことを思い出させてくれる場所です。
形式的な1周忌や行事より、時々、帰らぬ人への冥福を季節の変化と共に思い出すのが、私流の弔い方です。

2009/02/27

千年の 歳月越えて 繰り返す 時の権威と 心の移ろい

先日、日本経済新聞で興味深い記事を見つけました。歴女といって歴史に興味関心を持った女性が増えているという内容でした。普段、カタカナが覚えられない、年号の語呂合わせが分からない、という声が多い中で歴史を生業としている者にとっては嬉しい話です。
ところで今から千年ほど前は平安時代、藤原氏全盛期、日本史で出てくる摂政関白による政治、摂関政治、華やかりし時が流れていました。しかし、その後、平安時代の末期には平氏が、その後には源氏がと時の権威は歳月と共に入れ替わります。
思えば現在も、権威が大きく変化している時期ではないでしょうか?日本が世界に誇る自動車、電機メーカーの地位も揺らいでいます。あるいはエリートといわれた医師や弁護士も大きな時代の流れの中で変化を求められています。
千年ほど前のベストセラー、「平家物語」冒頭のように、盛者必衰の理は時代を越えた真理かもしれません。

2009/02/24

雨上がり 蛙の愛に 何気なく 大事にしたい 心のお金















私にしては珍しく、かわいいキャラクターの紹介です。M-Frogといいます。私の知り合いのある方が創られたカエルのキャラクターです。かわいいと気に入ってくれた方はこちらのメールアドレスにとは言えません。実はこのキャラクターはどんな手段を通じても、現金を振り込まれても購入できません。唯一、購入できる方法は、貴方の大切なものを交換することです。全てのものがお金で買える時代に、欲しい方が自分の大切なものを提供するという。本当の心と心の交換。心のマネーを大切にしたい作品です。

2009/02/23

夕暮れは 昇る硝煙 包み込む 橙の光 黒を含有















週末は、愛媛への移動。愛媛へはいつもは空路の移動ですが、今日は岡山からの移動のため陸路、電車での移動でした。瀬戸大橋を渡って香川から愛媛に入った付近、川之江辺りで日没を迎えました。
この付近は工場が多く煙突からもくもくと煙がたなびいていました。工場の煙と夕日の美しさ、相容れないもののようですがこのミスマッチがなんとも言えない美しさを創っていました。最近は環境問題から人気のない煙突の煙ですが夕日という大自然がその存在感を助けてくれていました。
どんな存在でも飲み込んでしまう夕日の美しさ、多忙な週末に真の美を見つけました。

2009/02/20

悲しくも 世間は常に うわべだけ 世紀を超えて 真贋見る目

アルパカという動物をご存知でしょうか?南米に生息する動物で、その体毛が繊維として利用されています。最近、ある企業でこのアルパカを使ったCMを紹介したところ、大ブレークして、アルパカを飼っている牧場などは多くの観光客でいっぱいと聞いています。100年に一度の不況の時期に、明るいニュースは大歓迎です。
しかし、天邪鬼の私としては少し気になることが、このCMを使った企業に新卒の入社希望者が殺到していると聞いています。この企業は伝統もあり、高い技術力も備える、いわゆる、優良企業です。新卒の学生が応募するには十分すぎる立派な企業です。でも、その志望の動機が、可愛い動物を使ったCMだけでは、あまりにもイメージや雰囲気先行になっているのではないでしょうか?素晴らしい技術力や伝統のある企業にあまりも失礼ではないかと思います。その企業のもつ本質、内容も十分研究して志望するのがその企業に対する礼儀です。
最近、企業のみならず社会全体が、イメージ、雰囲気、うわべだけの人気を重視する時代になっています。
100年に一回の不況の時期だけに100年経っても変わらない本質を見る目を養っては如何でしょうか?

2009/02/15

新旧は 融合されて オリジナル 春一番が 襟に挨拶  

ウイングカラー・クレリックとナロータイ














明日からは、再び、寒の戻りのようですが、昨日、今日と暖かい日々が続いています。そろそろ春のファッションが気になる季節になりました。
ウイングカラーのクレリックシャツを紹介します。白のウイングカラーはフォーマルの定番、クレリックは最近大流行、太目のオジサンたちや国会議員のセンセイたちも着用しています。でも、ウイングカラーとクレリックのシャツは私のオリジナルです。
さらに、カジュアルの定番、ナロータイとのコーディネイトは伝統的なフォーマルと最新のカジュアルのハイブリッドファションです。

2009/02/12

地方都市 己をみつめ 街づくり 個性を発揮 日はまた昇る

町営温泉













別府の夜明け













昨日は、地方都市から人が少なくなっていることをお話しましたが、何も手を拱いているだけではありません。新たな街づくりが大切です。そんな中、宿泊しているホテルの近くで見かけた、すごく趣のある建物が印象的な町営の温泉がありました。地方はその個性を活かした街づくりが必要です。折角、温泉という財産を持っている別府ならではの街づくりはこのような温泉です。豪華な大型ホテルも結構ですが、このように誰も立ち寄れる身近な温泉も大切ではないでしょうか?
個性とは変わったことをする事ではなく、自分の長所を活かす事と言われます。地方都市に頑張って欲しいと思います。ホテルの10階で朝食を摂ったときの夜明けの太陽は、まさに、日はまた昇るでした。