2009/09/27

蹉跌越え 再び巣立つ 若者が 届けた心 賢者の証し















先日、ある学生からご覧のような写真を頂きました。この若者は一度、仕事で躓き、再び公務員試験に挑戦し見事合格。10月からの勤務になるため私のもとに挨拶と共に写真を送ってくれました。

贈答は日本の文化でもありますが、公務員には時には致命傷になります。

しかし、この若者のように気持ちの贈答は大歓迎です。辛い事もあるかもしれませんが、この夕日のようにいつまでも多くの人に光を与える社会人として活躍される事でしょう。輝く夕日は、まさに、賢者の贈り物です。

2009/09/25

江戸の華 長月の夢 電波塔 雲間の富士が 値千金



世の中、シルバーウィークと盛り上がっていましたが、私は東京を中心に仕事+αでした。
昨日、宿泊したホテルから見た夕映えの東京タワー、遠くに富士山の頂が小さく見えました。この景色だけでも最高の贅沢でした。

2009/09/20

ものさしは 時の流れに すがた替へ 昔の石高 あすのマイナス

石高という言葉をご存知でしょうか?江戸時代までその藩がどの程度、お米が収穫出来るか、ということが価値判断となっていました。今日でも加賀百万石という言葉が残っています。
現代では、GDP(国内総生産)が日本の経済の物差しになっています。経済の尺度も時代とともに変化します。今日、いくら個性の強い知事でも、わが県では今年は何万石の米が収穫できた、とは言わないでしょう。
しかし、この現在の経済の物差しがいつまでも続くとは限りません。
最近は二酸化炭素の削減ということがしきりに言われています。近い将来、わが県は今年はマイナス○○炭素というのがその社会の豊かさのバロメーターになるかもしれません。

2009/09/19

阿波の国 行きと帰りの 贈り物 翼の上は いにしえの旅 

明石海峡付近の朝日(上)と夕日(下)



















今日は、日帰りで徳島(阿波の国)での仕事です。天気にも恵まれ、往路は明石海峡に輝く朝日を、復路は沈む夕日という自然の恵みを頂きました。徳島までは現在は明石海峡大橋と鳴門大橋で2時間程度で到着します。しかし、私が子供の頃はYS-11という飛行機が交通手段でした。二つの大橋は飛行機をも凌駕してしまいました。

2009/09/17

清盛も 自民も歩む 必衰のみち 白いボールの 転がる先は

久しぶりのOFFでした。昨日は、民主党、鳩山内閣の船出の日でしたが、一方、自民党は次期総裁の候補もなかなか定まらず、先の衆議院総選挙からの立ち直りが難しい様子。
平家物語の冒頭の「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。」という文章は広く知られていますが、平安末期の権力者、平氏も、現代の権力者だった、自民党もまさに盛者必衰の歩みでした。
OFFの時には、気分を変えて、プロ野球のテレビ観戦、私は特にどのチームのファンではありません。政治もスポーツもついでに珈琲も無党派層です。しかし、プロならではプレーや監督の采配などはとても興味深く、ぼんやりとした時間を過ごす時は野球中継を見ています。今は巨人・阪神の伝統の一戦、リーグ優勝を目指す巨人とクライマックス・シリーズ参加に必死の阪神の試合はテレビからも熱気が伝ってきます。しかし、気になるのは東京ドームの空席、いい試合をしているのに結構目立ちます。
昨日の日本経済新聞に日本テレビがサッカーチームの東京ベルディから撤退と報じられていました。放送局の広告収入の減収から経営が大変な様子です。
伝統の巨人軍も読売という名前が永遠に守ってくれるのでしょうか?
それとも、永遠に不滅と言われた巨人軍も盛者必衰の理りを迎えるのでしょうか?

2009/09/14

みなと街 自然の額縁 飾りつけ 行きかう船に 忙中閑あり














最近は、近場での仕事が多く、自宅から出勤、帰宅というかつてのサラリーマン時代を思い出すような、生活をしています。写真は神戸のポートアイランドにある大学の一部からの景色です。まるで大きな額縁にみなと神戸の景色を描いたみたいになりました。世間では来週はシルバーウィークや9月の連休と言っていますが、私は連休も東京での仕事が待っています。また、その後は年末まで多忙な日々が続きます。少し余裕のある今、美しい街並みの景色から心の安らぎを貰いました。

2009/09/06

夏が過ぎ 月の欠けたる 誕生日 自然の風が 教える未来

「この世おば我が世とぞ思う望月の欠けたることもなしとおもえば」今から1000年ほど前、摂関政治の最盛期、藤原道長を讃えた有名な歌ですが、9月の満月は昨日の5日、今日、6日からは月は欠けていずれ新月を迎え、満ち欠けを繰り返します。道長の象徴は望月ですが、私の人生はこれからも満ちて欠けての変化の多い時間が流れることでしょう。今日9月6日は私の誕生日、満ちても欠けても淡々とした姿勢を忘れないように時を刻みます。

2009/09/03

成功も 失敗もまた 学ぶもの 世の移ろいは 知識の泉















改革より革命と言われた衆議院選挙も終わり、民主党の躍進と自民党の凋落がクローズアップされていますが、ここは冷静にこの二つの政党の明暗を考えてみます。
まず、民主党の躍進は、仲良しグループの中に小沢一郎氏という異分子が加入した事ではないでしょか?一般的に仲間は気心の合った者同志の方が上手くいくように言われていますが、大きな仕事を成し遂げるには、時には摩擦も必要です。どちらかと言うと、政治家サークル的なのりだった民主党に小沢氏という怪物が加入した事により、戦う組織に生まれ変わったのではないでしょうか?
一方、4年前、当時の小泉首相の下での郵政民営化選挙で地すべり的勝利の自民党が今回の選挙では解党的出直しを余儀なくされました。この4年間は何だったのでしょうか?それは本来の姿を忘れた事ではないでしょうか?本来の自民党の姿を忘れ、短絡的なポピュリズムに流れ時代の寵児や人気者など、話題作りに走りすぎたのではないでしょうか?どんな組織も本来の姿を忘れ、短絡的な成功を求めると惨憺たる結果を招いてしまいます。
2009年衆議院総選挙はどこの組織にも考えさせられるような教訓を残してくれました。
宿泊先の松山のホテルから美しい夕日が世の移ろいを眺めていました。