2010/08/03

東路の 不老不死 浪花路の 蜻蛉の命 酷暑の夏 祈る冥福

死んでも長生きしたい年寄りと、生きたくても生きることを許されないこどもの国

東京では都内最高齢のお年寄りが既に亡くなっていたしかもここ数年ではなく30年も前に亡くなっていた。また、新たな事実として他の区では住民票の所在地に住んでいない100歳以上のお年寄りが存在していたとニュースが流れていた。

一方大阪では、幼い子供が若い母親の育児放棄によって二人で寂しく短い人生にピリオドをうった。先ほどテレビで戦争末期の火垂るの墓のニュースが流れていましたが、平和な現代社会で火垂るの墓以上の悲しい出来事です。2010年、例年以上に猛暑日が続く日本の大都市で起こった老人と子供の事件。

行政の責任や母親としての資格云々といったマスコミが報じるような事はさておいて、今の日本はこの二つの事件が物語るように矛盾を抱えた国といえます。
少子高齢化と叫ばれてはいるが現実は儚くも悲しい事件だけが大都市の片隅に置き去りにされています。