2008/12/31

弔いの、頂き花より、光るもの、雄花のしずく、性の不可思議

2008年も最後の日となりました。世間では年末年始で大忙しかもしれませんが、私は普段と変わらない日々を過ごしています。
クリスマスに亡くなった義母の弔いに頂いた献花の雄しべから透明な液体が出ていました、受粉の始まりです。いずれ、雌しべと結びつき花を咲かせ実を結ぶことでしょう。亡くなった者に頂いたものから新しい性が生まれる。まさに自然の不思議ではないでしょうか。
2008年も感性と哲学だけは忘れない年でした。

2008/12/25

人となり 歩んだ人生 クリスマス 星の流れと 時の移ろい

12月24日はクリスマスイブそして今日25日はクリスマス、不況とはいえこの2日間世間は華やかな雰囲気の時間が流れます。イブからクリスマスへの24日未明から25日に義母(妻の母)が亡くなりました。この方は旧士族の出身で今では珍しくありませんが若い頃海外旅行やシャンソンなどを楽しんでおられた方です。ここ数年は病気がちで最期は神戸市内の特別養護老人ホームで過ごされていましたが、自分の人生にふさわしく聖夜に星になりました。よく、人間は生きてきたように亡くなるといわれますが、義母らしい聖夜の別れとなりました。

2008/12/19

電車内 携帯ならして 大声で やらねばならぬ ゴルフの予約

今週は、週の初めは杜の都・仙台、その後山陰の鳥取で一泊して昨日から四国は夏目漱石の小説「坊ちゃん」で有名な愛媛県松山市に来ています。僕の仕事は各地へ移動のため飛行機、新幹線あるいはバスと多くの乗り物を利用します。それにしても、今や虚しく聞こえる車内での「携帯はご遠慮下さい。」というアナウンス。毎日必ず乗り物に乗ったとき目にする光景ですが、携帯での通話。勿論、携帯は緊急の時はその機能を存分に発揮しますが、車内での通話は実につまらないものばかり。先日も新幹線の中で周囲を省みない大声での会話、内容はゴルフの予約とメンバーの確認。どこかの知事が小学生に携帯は不要と言ってましたが、今や携帯のマナーは老若男女を超えて取り組まなければならない課題となっています。

2008/12/15

初夢を 半月前に 賜って 師走の空から 富嶽の雄姿

翼と富士山


















富士山の雄姿


















今日は杜の都仙台での仕事です。大阪空港は雲ひとつない青空でした。こんな日はいい景色が見られると期待していると中部国際空港を過ぎて飛行機が左へ旋回すると突然、素晴らしい景色が目に飛び込んできました。富士山です。今まで何度か上空から富士山を見ましたがこんなに綺麗な姿を見たのは初めてです。今年も後半月あまり、一富士、二鷹、三なすびと昔から初夢の定番のように言われますが、師走のこの時期に少し早い夢ならぬ景色のプレゼントを頂きました。

2008/12/12

みちのくの 沈む夕日に 明日の夢 大きな自然 日々のピリオド















岩手県盛岡市に来ています。僕の好きなスポットです。
東北地方の少し早い夕暮れです。ここ岩手大学のキャンパスから見る夕日の素晴らしさは心に最高の栄養を与えてくれます。一日が終わり、明日への活力を与えてくれます。東北にはまだまだ雄大で美しい自然の宝庫が残っています。

2008/12/05

人出なく 心に残る 城の址 みちのくの冬 真の歴史

台座


今は先週の九州から一気に北上してみちのく、東北へ来ています。
盛岡市内を散策、盛岡城跡は観光客も少なく少し寂しい感じですが、一人でのんびりとした時間を過ごすには快適でした。
写真の台座の上には以前は馬に乗った地元の英雄の像があったのですが第2次世界大戦で金属が戦費徴用されたため今は台座のみ残っています。でも、この台座のみがかえって時代の流れを象徴しています。客を呼び込むために虚飾に満ちた観光地より、台座しか残っていないこの場所が本当の歴史を教えてくれています。

2008/12/04

せめてもの 駅名だけは 戦勝国



















お久しぶりのブログですが、先週、小倉か別府へ移動の途中、宇佐と言う駅に停車しました。ふと、車窓から停車中の駅を見ると、宇佐はローマ字表記でUSAまさに、日本の中のアメリカを発見しました。とかく日本はアメリカの影響を受け続けて60年以上、私は戦勝国・敗戦国とか議論をする気はありません。最近は他人の悪口と自分の自慢話、そしてシモネタがお笑いの材料になっている時代。 せめてユーモアだけは先進国でありたいですね。


お口直しに美しい別府湾も紹介します。

2008/08/27

勝つだけで 敗者の美学 死語となり

オリンピック選手団の解団式も終わり、北京オリンピックは終わりました。世間ではメダルの数、期待通りの活躍、期待倒れと話題は事欠きません。私は終わった事をとやかく言うのが嫌いなので、評論や総括はそれなりの専門家にお任せするとして、このオリンピックから感じたこと一つだけ紹介したいと思います。

それは各競技とも共通して見られたのですが、日本の勝者の態度が随分変わってきたなと感じました。メダルを取った日本人選手のほとんどが歓喜に沸きかえったいました。もちろんメダルを取るまでの苦闘を考えるとその気持ちはよく分かります。しかし、勝者の影に敗者ありというのは勝負事の常。特に柔道などは礼を重んじるスポーツと言われるなら、敗者に一礼した後で、自分の喜びを爆発させても良かったのではないでしょうか?1964年東京オリンピックの無差別級で優勝したヘーシンクが優勝した瞬間、彼に近づいてきたファンを制して、相手との礼を終えた後、喜びの表情になりました。今の柔道は「柔道」でない、「JUDO」だという人がいます。もちろん一本での勝負が減ってきているのでそういう意見もよく分かります。しかし、勝負は時の運、敗者へのいたわりと言うのはかつての日本人なら誰もが持っていた感性ではないでしょうか?

勝って驕らず、敗れても憂わず、戦いが終われば勝負に関係なく相手を讃える、日本の美学とはどこにいってしまったのでしょうか?

メダルの輝きより戦う者としてのマナーや礼儀、オリンピックも見方を変えると興味深い発見が見つかります。

2008/08/24

メダル無し 誰も呼ばない ○○○ジャパン

北京オリンピックが終わりました。開幕当初、とやかく言われた大会ですが本日幕を閉じます。世間ではメダルの数、日本人選手の活躍等話題になっていますが、一番、期待外れだったのは、9人で行う球技ではないでしょうか○○○ジャパンの名の下に日本で超一流と言われたプロ集団で何が何でも金メダルで望んだこの大会。結果は言うまでもなく4位と言えば聞こえがいいですが、メダル無しに終わりました。

私はこの球技に全く興味が無いのでその敗因とか問題点なんかを論じる気はありません。但し、普段、学生の方に政治学という科目を指導している人間からすれば2つのポイントから意見を述べたいと思います。

一つはステレオタイプ、つまり先入観とか固定概念、「スポーツ選手は人間的に素晴らしい人ばかりである。」という考え方などはまさにステレオタイプではないでしょうか?スポーツ選手でも法にふれ、場合によっては当局のお世話になった方もいます。スポーツが全て正しいという先入観は果たして正しい事なのでしょうか?もう一つがこれは政治学でよく説明しているので講義を聞いた方は直ぐにご理解していただいたかもしれませんが、「ミランダ」という言葉です。つまり、権力者はその権力を正当化する為にいろんな方法を使って権力の権威化を企てます。例えば、厳かなセレモニーや儀式です。かつてのソビエトの軍事パレードなどはまさにそうです。でも、最近は人の目を気にする大衆という多数の人物に人気がなければ権力者の地位を保てないので、今の権力者が利用するのが先程のステレオタイプ「スポーツ選手=素晴らしい人物」の公式です。最近の権力者はオリンピックやその他の大会で優勝したりメダルを取った選手を自分の活動する場所に招き、「よく頑張った。~の誇りだ。」というセレモニーをよく実施します。また、ほとんどの大衆もそれに涙するものです。でも大会前にあれほど人気のあった○○○ジャパン、4位、というよりメダル無しではどこの権力者もお声がけはしないでしょう。

でも、まさかのときの友が本当の友と言う諺が本当ならペナントレースの白熱する中、日の丸を付けて頑張ったに彼らを労ってあげるのが、日本人の美しい心ではないでしょうか?お疲れ様○○NO・ジャパン

そういえばどこかの評論家が泳いで帰って来いといってました。

2008/08/14

ポイ捨てと アイドリングで エコ談義

家の近くのおじさん、聞くところによると某一流企業で環境対策の担当者とのこと、しかし、出勤時はいつも煙草をすぱすぱ、最後は煙草ポイ捨て。また、今日は世間ではお盆なのですがご本人はゴルフ、朝から3ナンバーの高級車をアイドリングをしたまま止めてました。日本の環境対策はこのような方によって運営されているのが現状でしょう。

2008/08/10

ももとせの 戦知る身の 三味の糸

先日、祖母が亡くなりました。94歳という高齢でしたが、これは戸籍上の年齢で聞くところによると生まれて10年ほど戸籍の届けがなかったそうです。今では信じられませんが昔はこんなことはよくあったそうです。すると100歳(ももとせ)を超えています。晩年は特別養護老人ホームで暮らしていましたが、若い頃はなかなか粋な人生を歩んだ人間で結構三味線の上手だったのをよく覚えています。最近の歌謡曲でも楽譜は読めませんが音を聞いてすぐ三味線で弾いていました。100年の歳月はまさに波乱万丈の人生でしたが、少なくとも私の世代と違うのは戦争を自ら体験した世代であったことです。特に第2次世界大戦前は大陸に渡り引き揚げてくる時にかなりの苦労をしたことを子供の頃からよく聞かされました。明治・大正・昭和・平成と4世代に捧げた年月は戦争と三味線の人生だったのかもしれません。祖母が亡くなった前日ロシアとグルジアの戦いが始まったニュースが流れました。この戦争が拡大しないことと今の我々の平和の継続を三味線の糸に託した人生に幕が下りました。

2008/08/08

イケメンと 美女ニッポン 予選落ち 

今日から北京オリンピック、無事大会が終わってそれぞれの選手が自分の力を十分発揮する事を期待します。
しかし、マスコミは選手たちの実力より見た目ばかりの虚飾の言葉を羅列するばかり、もちろん、それには一般大衆のニーズがあるからマスコミはそれに答えているだけですからマスコミだけを一方的に批判することは出来ません。「顔じゃないよ、心だよ。」という台詞は昭和の死語となってしまいました。今は見た目と上っ面の時代なのかもしれません。

なんとか王子作

2008/07/27

滑走路、茅渟の海を、一跨ぎ

昨日、松山から大阪空港に向かう途中、大阪湾上空で見た、関西空港と対岸の神戸空港のツーショット、上空から見るとその距離の近さに驚きを隠せません。見方によっては関西空港・神戸滑走路です。
大阪湾を古い言い方で茅渟(ちぬ)の海といいます。

2008/07/26

伊予の国、吉報を待つ、夏休み

松山空港上空から見た町並み


6月から続いた愛媛での仕事が終わり、私は、今日から夏休み、思えば6月から今日まで日曜日も含めてほとんど休みなしで仕事をしてきました。後は学生のみなさまの、内定という喜びの声を待つだけです。今日の愛媛は一つの仕事の区切りにふさわしい夏真っ盛りの青空が私を迎えてくれました。

2008/07/23

日経を開いてまずはタイガース

就職対策の学生の方に、「就職活動をするなら日本経済新聞を読みなさい。」という方がいます。確かに日経新聞は、民間企業のみならず、2007年の1月の特集のように公務員志望者にも役に立つ記事が数多く見られます。しかし、僕も学生時代、いきがって日経新聞を読んだことがありますが、何か数字が並んでいると言う印象しか残っていません。日経はある程度実社会で生活すると結構面白みが分かってくるのですが、学生の方には少し荷が重いかもしれません。でも、先ほど述べたように公務員特集や、昨年末の各自治体の財政状況を扱った公会計の記事などは面接対策にも役に立つので図書館なので軽く目を通す習慣は今から身につけておいてもいいでしょう。

僕は仕事の関係で飛行機に乗ったときよく機内の日経新聞を読みますが、日経をここぞとばかり開いて呼んでいるおじさんのほとんどが一番熱心に読んでるのはスポーツ欄です。「ついにマジックか?」とニヤニヤしたり、学生の皆さん日経の内容が難しいのはおじさんたちも一緒ですよ。ご安心下さい。

2008/07/08

旅先に高気圧がついてくる

今週初めから博多に来ています。日曜日の朝一番の新幹線で博多駅に着くと、そこは梅雨明け、夏空が迎えに来てくれてました。先週は四国松山で梅雨明けを経験し、今週は九州で梅雨明け、私はくじ運には縁がなく年賀状も2年に一回切手シートが当たるぐらいです。でも、天気には恵まれてこれほど出張の多い仕事をしていますが、悪天候で足止めをくったことはほとんどありません。人間は何かと平等に出来ているようです。博多駅前に展示してあった山笠です。博多の町は本格的な夏を迎えます。

2008/07/05

早く来て城下町で梅雨が明け

久しぶりのブログです。四国・松山に来ています。今日は四国が梅雨明け、名城松山城も輝いていました。

2008/05/24

品格とエコで取引金儲け

地方への出張の多い私の趣味に地元の書店巡りがあります。ベストセラーが地域によって違ったり地元の歴史や風土を紹介する書籍を見つけるのが楽しみです。しかし、昨今、どこの書店に行っても「~の品格」という本があふれています。そのうち「品格の品格」といったタイトルが書店を征服するかもしれません。また、環境問題に関する書籍もよく目にします。
しかし、世の中は品格とはおよそ縁遠い人間が氾濫しています。先日も、飛行機で移動中、最近では別に珍しくもありませんが、携帯電話で会話をしている乗客がいました。客室乗務員の方が「携帯は電源をオフにして下さい。」とお願いすると、その客は「墜落する?」ととぼけるというか、完璧に逆切れ状態、ところがその乗客、飛行中は「~の品格」熟読していました。
「~の品格」を読むことが、いやその書籍を所有する事が品格と、とんでもない錯覚をしているのでしょう?環境問題も同様です。真剣に環境問題を考えるなら、我々は今より不便な生活をしなければなりません。
品格も環境対策も本来お金で買えるものではありません。

2008/05/19

ブランドに心乱れて舌が麻痺

少し前の話になりますが、某高級料亭Kがお客に出した料理を使い回ししていた事が問題となりました。また、このK、以前にも賞味期限の偽装問題でマスコミが大騒ぎをしていました。Kを弁護するつもりなど全くありませんし、過ちは償ってもらうのが当然ですが、この問題を少し見方を変えて見てみると今の世の中が映し出されます。

本来、高級料亭やブランドというものはそれなりの人物にふさわしいものです。おそらく使い回しされた料理を食べた客の中には、「さすがK、味が違うと」料理を褒め称えたのではないでしょうか?本当に舌のこえた方なら、Kも腕が落ちたなとか、少し味が違うと感じるのではないでしょうか?一体そんな客が何人いたのでしょう。本当の味も分からないものが、ブランドを妄信して高い金を払っている。現代社会はそういう世の中です。食べ物の話だけに辛口に仕立ててみました。

2008/04/26

山高く 名残雪見て 春遠く

久しぶりにみちのく、岩手に向かいます。途中、飛行機の中から北アルプス上空を撮影しました。ゴールデンウィーク前のこの季節、北アルプスの春はまだ先のようです。

2008/04/20

さくら舞い 季節の節目 潮がひく

母が77年の生涯を終えました。3月24日に入院し、人工呼吸器で闘病生活を送っていましたが、昨日、亡くなりました。

昨日は長崎県佐世保市で一報を聞き、直ぐにタクシーで駅に向かいました。その時、桜の花が散り、新緑の季節の訪れの風が吹いていました。母は季節の節目を自分の引き際と感じたのかもしれません。

出張の多い仕事なので、死に目に会えないのは覚悟の上でしたが、3月31日に私の携帯電話に連絡があったとき、新幹線に乗っていたので、「今、話が出来ない」と言うと、「1時間ぐらいして電話する」と答えてくれましたが、その後、意識不明になり、2度と母の声を聞くことは出来ませんでした。

あの時、母が何を言いたかったのか?そのことが少し気がかりです。
おそらく、子供の頃から勉強の出来ない私に、一生かけて、考えるようにと宿題を出してくれたのかもしれません。

さくらの季節から、新緑の季節、この時期になるとハナミズキの歌が聞きたくなります。母の宿題の最初の問題の答えでしょうか?

2008/04/15

春霞、鳥のめで追うわが住まい


今日は午後から高知へ移動です。天空から見た阪神間の街。実は私の家もこの辺りにあるのですが、残念ながら確認は出来ませんでした。しかし、阪神間の海は埋立地の集合体になっています。子供の頃の海岸線は行方不明になっています。

2008/04/11

散る桜、川の流れと無常感


博多に来ています。昨日の雨が嘘のように良い天気です。街の中心を流れる那珂川に咲く桜が自分の使命を終えたかのように、ひとひらまたひとひら散っていく様子に世の無常を感じるは私だけでしょうか?

2008/04/09

戦争と平和




広島に来ています。少し時間が出来たので原爆ドームや平和公園を探索、原爆の悲劇の象徴と花見をする人々の幸せ、川を挟んで対照的な風景を鑑賞できました。でも、戦争と平和はこの風景のように表裏一体なのではないでしょうか?今の平和を大切にする感謝の気持ちと戦争という手段を使わない勇気の必要性を感じた卯月の昼下がりでした。

2008/04/03

卯月の朝、坊ちゃん列車でご出勤


松山市内を走る坊ちゃん列車です。観光客に大人気。路面電車のある町ならではの交通機関です。

2008/03/27

肥後の国、城と桜の雨あがり




火の国、熊本です。ちょうど桜が見ごろとなり、熊本城をバックに桜とお城という日本のシンボルを撮影しました。桜の花が少しに濡れているのは、お昼ごろ降った強い雨の影響です。明日はいい天気になりそうです。僕は、桜前線を逆行するように明日は沖縄へ羽ばたきます。

2008/03/24

松本城は素晴らしいが?


信州、松本に来ています。松本城は素晴らしく、観光客も外国人も含め数多く訪れてました。本当に松本城は美しい。でも、もう過去のことになっていますが、今から14年前ここで何が起こったのか?松本サリン事件です。多くの方が亡くなり、その後の地下鉄サリン事件の引き金の原因になる出来事が起こりました。美しく気品あるお城からはあの忌まわしい事件は想像できませんが、幸せと不幸は何時も隣通しということを教えてくれたのは、この美しい気品あるお城ではないでしょうか?

木曽路の旅


学生時代以来の長野への旅です。といっても、もちろん仕事です。名古屋からの移動の際に車中から見た木曽路の風景を撮影しました。かつて島崎藤村が木曽路は・・・・と紹介したようになんとなく風情のある雰囲気が伝わってきます。

昨今は、道路を建設するか否かと何かと話題を提供していますが、私は、旧国道の再開発などが必要ではないかと思います。もちろん、必要な道路は作るべきだと思いますが、これからは人口がどんどん減ってきます。もちろん、少子高齢化も同時に進んできます。そうなると今までと違った道路造りが必要とされます。小さな道の再開発。コスト削減にも貢献し環境問題にも対応できます。小さな道の再開発は道路のリサイクルです。

2008/03/10

自然と人工


昨日は、朝一番の飛行機で高知入りでした。日帰りというハードなスケジュールでしたが、朝の空気は美しく、澄んでました。おかげで伊丹空港を離陸後、ご覧のように関西空港が綺麗に見えました。それ以上に感動したのはバックの朝もやです。朝もやと空港、自然と人工が調和して、多忙なひとときに現代の水墨画を鑑賞できました。

2008/03/02

400年

最近は、近場の仕事が多く、自宅から出勤の毎日です。先日、新幹線に乗って名古屋へ向かいました。途中、米原を過ぎた辺りで雪を頂いた伊吹山が目に入ってきました。このもう少し先には今から400年ほど前、西暦1600年に有名な関が原の戦いのあった場所です。車窓から見る限りその痕跡は全く見られません。しかし、当時の武将たちはここで文字通り天下分け目の合戦を行い、多くの血が流しました。かつて松尾芭蕉が夏草につわものどもの夢のあとを詠んだようにここ関が原も伊吹山だけが雪を抱えて雄大な姿を見せるだけです。人間の勝ち負けも自然の雄大さの前には小さなものです。
ビデオバーの一番上の画面をクリックして下さい。

2008/02/19

阿波の国

昨日、今日と徳島での仕事でした。徳島は明石海峡大橋と鳴門大橋を使えばバスで2時間ほどで自宅から行きやすい場所です。昨日は朝一番のバスで徳島に向かいましたが曇り空のため、いい景色は撮影できませんでした。

復路の今日は天気が良かったので鳴門大橋・明石海峡大橋を通過するところを撮影しました。鳴門大橋は四国側から淡路島に、明石海峡大橋は淡路島から神戸に向かっての画像です。徳島は関西に近い事もあり、町を歩いていても関西にいるような感じがします。

だが、徳島に限った事ではありませんが地方都市は廃屋や空き家、空き店舗が目立ちます。特に、最近はガソリンスタンドの空き店舗が目につくようになりました。世の専門家は地方の経済が疲弊している、都市と地方の経済格差の問題と叫んでいますが。私は人口減少が影響していると思います。ガソリンスタンドの閉鎖は自動車の数が減っているからではないでしょうか?自動車は国内販売が減少していることはよく言われています。また地方の新聞などでは地元の酒が販売不振という記事を目にします。同様にビールの消費も減少しています。これらは全て人口減少の結果です。このような現象は何年か後には都市部にも広がってくると思います。景気が上向けば地方の経済も上昇するといわれていますが、人口減少社会型の経済モデルを構築する事が先決ではないかと思います。

2008/02/17

暗いから見えるもの

最近、運動不足だったので久しぶりに朝5時過ぎにおきて約1時間ジョギングをしました。

外はこの時期まだ暗く、2つの星が明るく輝いていました。寒い季節の星はその寒さにふるえているように見えます。その分、輝きも美しく感じました。でも、ジョギングも終盤になると東の空が明るくなり自宅に近づく頃には、輝いていた星はすっかり姿を消していました。でも、本当はお星様がいなくなったのではなく、周りが明るくなったからお星様が見えなくなってしまったわけです。

きれいなお星様は暗かったから美しく見えたのです。われわれ人間にもよくあることですが、人生に逆風が吹いているとき、冷遇されているとき、つまり暗い気持ちのときに他人から少し親切にされると感動することがあります。逆に順調なときには人の親切が見えなくなることもあります。

人間生きていくのに順風満帆の時ばかりではありません。最近は一度、躓いてしまったら人生はおしまいという傾向が強く、すぐに勝ち組、負け組みと決めつけて人を判断しがちですが、夜明け前の暗い時に美しい星を見ることが出来るように、蹉跌があったから人の優しさが発見できる生き方が本当の美し生き方ではないでしょうか。

2008/02/16

JR九州の特急電車

佐賀に行くのに乗ったJR九州の特急電車「白いカモメ」佐賀駅を出発するところをビデオバーの2 番上の画面をクリックしてお楽しみ下さい。

万年桜


佐賀大学にはなんと一年中咲いている桜があります。散っては咲きを繰り返し常に花が咲いているそうです。でも、桜は春に咲き、直ぐ散るからこそ美しいのかもしれません、実際に見てみると少し興ざめな感じがします。

2008/01/23

かわせみが見た日光上空

今日は仙台から自宅への移動、自宅近くは雨模様だが仙台は曇り、そして、日光上空から美しい山々の雪景色が見られた。