2009/12/31

行く年の 人の往来 望月が 寒空の中 気高く輝き

今日は、大晦日、いつになく慌しい時間が流れていますが、私は毎年、大晦日だからと言う生活はもう何十年もしていません。12月が1月に変わるだけのいつもと同じように粛々と過ごしています。
先ほど、空を見上げると大きな月が輝いていました。世間は年末の慌しさに追われていますが、この寒空の中、月は人の忙しさに関係なく堂々と輝いていました。写真で紹介できないのが残念ですが孤高、気高さを感じた大晦日の美しい月でした。

2009/12/29

靡くのは 常に勝者の 危険性 敗者へ拍手 天邪鬼の目 

日本経済新聞は難しいことばかり書かれている、と思われていますが。スポーツ面には他の新聞とは少し違うコラムがあります。今日のスポートピアには面白いことが書かれていました。要約するとタイガーウッズなどスター選手のことですが、スターの良し悪しや道徳的なことではなく、今の我々が考えなければならない内容でした。詳細は日経の記事をご覧下さい。
ただ、私が気になるのは、スポーツ選手もそうですが、今の世の中は、スター、つまり勝ち馬に乗らなければいけない風潮が蔓延していることです。スポーツ、芸能、あるいは企業、経済、政治に至るまで全て成功者に靡かなければいけないような風が吹いています。しかし、全員が同じ考えを持つことは大袈裟な言い方をすれば全体主義への道を歩むことになります。
判官びいき、という言葉があるように、本来、弱者や敗者に暖かい気持ちを持っているのが我が国の国民性と言われていましたが、これも昭和の死語になってしまいました。
せめて天邪鬼の私だけは勝ち馬ではない敗者へ大きな拍手を送ります。

2009/12/27

国債は タバコの煙りか 薬物か とどのつまりは 誰も分からず

世間では年末と騒いでいますが、私は年末年始もなく仕事に追われています。新聞の一面に次年度一般会計予算の記事が記載されています。飛び込んでくる文字は国債が税収を上回る、つまりこの国は借金で賄われていることになります。私はお金どころか、人に借りを作るのが嫌なので個人的には借金はしていないつもりですが、新聞の文字によると国民一人当たり数百万円の借金をしていることになるそうです。
1週間ほど前の日経新聞に日本の国債はいつ火を噴くのか?という興味深い記事がありました。このまま国債を発行していけばいつかは財政破綻となる、といった内容でした。しかし、このことは30年ほど前から言われていたそうです。だが、今日の状況は如何でしょうか?

私は国債発行はタバコなのか、あるいは今年世間を騒がせた覚醒剤などの薬物なのかと思っています。どちらも身体に悪いことは分かっています。しかし、喫煙は未成年は別ですが法律で禁止されているものではありません。薬物は説明するまもなく違法行為です。
国債も出来れば発行しない方がいいのでしょうが、タバコと解釈すれば止めよう止めようと思いながらついつい悪い習慣として続けてしまう。一方、薬物なら即刻、止めるべきです。
いろんな書物で調べ、多くの専門家に聞いてみましたが、未だに国債の実態を明確に書いた書物も説明してくれた人物にもお目にかかった事はありません。
結局、国債の発行については実態が分かっていないのではないでしょうか?

2009/12/22

街角で 見かけた宝 石敢當 師走の人出 静かにみつめ


本土は寒い年末ですが、昨日から沖縄に来ています。殆どの方が「羨ましい」と言われますが、宿泊施設と仕事場の往復だけです。沖縄では三叉路でよく見かける「石敢當」街角の安全運転の守り神とも言われています。一方、沖縄にはお地蔵さんはいないようです。狭い日本ですが小さな街角の大きな違いを見つけました。
沖縄の石敢當は年末の行き交う人の足元をみつめていました。