2009/02/20

悲しくも 世間は常に うわべだけ 世紀を超えて 真贋見る目

アルパカという動物をご存知でしょうか?南米に生息する動物で、その体毛が繊維として利用されています。最近、ある企業でこのアルパカを使ったCMを紹介したところ、大ブレークして、アルパカを飼っている牧場などは多くの観光客でいっぱいと聞いています。100年に一度の不況の時期に、明るいニュースは大歓迎です。
しかし、天邪鬼の私としては少し気になることが、このCMを使った企業に新卒の入社希望者が殺到していると聞いています。この企業は伝統もあり、高い技術力も備える、いわゆる、優良企業です。新卒の学生が応募するには十分すぎる立派な企業です。でも、その志望の動機が、可愛い動物を使ったCMだけでは、あまりにもイメージや雰囲気先行になっているのではないでしょうか?素晴らしい技術力や伝統のある企業にあまりも失礼ではないかと思います。その企業のもつ本質、内容も十分研究して志望するのがその企業に対する礼儀です。
最近、企業のみならず社会全体が、イメージ、雰囲気、うわべだけの人気を重視する時代になっています。
100年に一回の不況の時期だけに100年経っても変わらない本質を見る目を養っては如何でしょうか?

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