2009/12/29

靡くのは 常に勝者の 危険性 敗者へ拍手 天邪鬼の目 

日本経済新聞は難しいことばかり書かれている、と思われていますが。スポーツ面には他の新聞とは少し違うコラムがあります。今日のスポートピアには面白いことが書かれていました。要約するとタイガーウッズなどスター選手のことですが、スターの良し悪しや道徳的なことではなく、今の我々が考えなければならない内容でした。詳細は日経の記事をご覧下さい。
ただ、私が気になるのは、スポーツ選手もそうですが、今の世の中は、スター、つまり勝ち馬に乗らなければいけない風潮が蔓延していることです。スポーツ、芸能、あるいは企業、経済、政治に至るまで全て成功者に靡かなければいけないような風が吹いています。しかし、全員が同じ考えを持つことは大袈裟な言い方をすれば全体主義への道を歩むことになります。
判官びいき、という言葉があるように、本来、弱者や敗者に暖かい気持ちを持っているのが我が国の国民性と言われていましたが、これも昭和の死語になってしまいました。
せめて天邪鬼の私だけは勝ち馬ではない敗者へ大きな拍手を送ります。

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