2009/11/28

子規が詠み 漱石が書く 伊予の国 自然の恵み 色彩の妙

















今週は島根から、九州、そして週末はここ愛媛県松山市での仕事でした。松山はいい天気で大学校内の紅葉はより鮮やかでした。空の青さと紅葉の赤、黄が見事にコーディネートされています。また、明日からNHKで始まるドラマ、「坂の上の雲」の舞台でもある松山は文学の町でもあり、いろんな所に正岡子規や夏目漱石の作品が紹介されています。
夏目漱石の名作、「坊ちゃん」の舞台でもある松山ですが、私は漱石の「我輩は猫である」に深い思いがあります。それは私が子供の時に最初に読んだ文学作品でした。当時、ビックリしたのは、この作品は猫がご主人を観察して自ら作品を描いた様になっていました。「我輩は猫である、名前はまだ無い~」で始まる文頭部分に強い衝撃を受けました。勿論、猫がペンを執って文字を書くことは出来ませんが、猫の目で見た人間社会は印象深いものがありました。
最近は猫も小説を書くことより、アヒルと力を合わせて保険のセールスに忙しい日々を送っているみたいですが、松山の鮮やかな紅葉を鑑賞していると、多忙な時間も忘れさせてくれます。良い週末の時間を頂きました。

2009/11/22

時が過ぎ もとの姿の せせらぎに 車窓の景色 哀悼の念 














久しぶりの日曜日の休日です。世間並みにのんびりとした時間を楽しんでいます。最近は鳥取での仕事が多かったのですが、写真は鳥取に向かう電車から1ヶ月くらい前に撮影した佐用町役場です。今年8月、この地を集中豪雨が襲い多くの尊い命が奪われました。壊れた橋や修復中の家屋など今でもその時の傷跡が残っています。
今年、この場所を最初に通過したのは若葉の5月の頃でした。その頃には家族で夕飯、慌しい朝の支度など、いつもと変わらない幸せがありました。人の幸せは豪華な旅行や高級レストランの食事ではなく平凡ではあるが家族が無事で生活出来ることではないでしょうか。そんな平凡ではあるが大切な幸せを大自然は一瞬に奪ってしまいました。
当時、多くの人命を飲み込んだ河川は何も無かったかのように穏やかな流れでした。
電車の中で出来ることは犠牲になれれた方の冥福を祈るだけでした。

2009/11/10

ノー税は 申告Noと のう学者

誰とは言いませんが、マスコミで人気の脳学者の方が、税金の申告で億単位の税金を申告していなかったと話題になっています。本人曰く、多忙のためとのことですが、いずれにしても納税は国民の義務です。私のようなものでも確定申告の締め切り前には多忙な中、締め切り日には間に合うように申告しています。
この方を批判したり、道徳的にどうこうと言うつもりはありませんが、これだけのマスコミに登場し、知識も豊富で所謂、識者の方ですが、本当に立派な方と言うのは義務である納税をきっちりされている方や自分の仕事を誠実に遂行されている方ではないでしょうか?
時代の寵児やパフォーマンスで目立つこと、そろそろ誠実・実直と言う言葉に主役が交代してもいいのではないでしょうか?

2009/11/02

必見 宴の後の 政変劇 十六年の 思いの言葉

久しぶりのブログですが、先月は多忙で2日間しか休暇が取れませんでした。霜月、11月は休日のスタートでした。昨晩、NHKの9時からNHKスペシャルで自由民主党一党支配が壊れた55年体制崩壊から今日までの政治の動向を放映していました。学生のみなさまには、結構、参考になる場面が出てくるので是非とも見て頂きたい番組でした。昨日は55年体制崩壊の細川内閣成立の舞台裏やその後の動向を、そして今日は再び自由民主党が政権を取り返し与党としてどのような政策を実施したのか等が放映されます。
昨日の放送で印象深かったのが、1993年細川内閣打倒の急先鋒だった自由民主党の野中広務氏が「個人的には細川さんには悪いことをした。しかし、細川内閣である以上細川さんを攻撃せざるを得なかった。」と述べておられました。これは当時、佐川急便からのヤミ献金問題で細川首相を退陣に追い込んだ問題であるが、例え個人に恨みなどが無くとも一国の首相と言う権力者の立場にあるなら徹底的に攻撃せざるを得ない、それほど権力者の地位と責任は重いと言うことです。
1993年当時、私はある企業でバブル崩壊後の後始末に東奔西走していました。今と比べものにならないほど大変な時期でしたが16年の歳月は当時の大変さも楽しさに変えてくれました。当時を懐かしみながら今夜も10時からはテレビに夢中です。