2009/02/27

千年の 歳月越えて 繰り返す 時の権威と 心の移ろい

先日、日本経済新聞で興味深い記事を見つけました。歴女といって歴史に興味関心を持った女性が増えているという内容でした。普段、カタカナが覚えられない、年号の語呂合わせが分からない、という声が多い中で歴史を生業としている者にとっては嬉しい話です。
ところで今から千年ほど前は平安時代、藤原氏全盛期、日本史で出てくる摂政関白による政治、摂関政治、華やかりし時が流れていました。しかし、その後、平安時代の末期には平氏が、その後には源氏がと時の権威は歳月と共に入れ替わります。
思えば現在も、権威が大きく変化している時期ではないでしょうか?日本が世界に誇る自動車、電機メーカーの地位も揺らいでいます。あるいはエリートといわれた医師や弁護士も大きな時代の流れの中で変化を求められています。
千年ほど前のベストセラー、「平家物語」冒頭のように、盛者必衰の理は時代を越えた真理かもしれません。

0 件のコメント: