2009/02/27

千年の 歳月越えて 繰り返す 時の権威と 心の移ろい

先日、日本経済新聞で興味深い記事を見つけました。歴女といって歴史に興味関心を持った女性が増えているという内容でした。普段、カタカナが覚えられない、年号の語呂合わせが分からない、という声が多い中で歴史を生業としている者にとっては嬉しい話です。
ところで今から千年ほど前は平安時代、藤原氏全盛期、日本史で出てくる摂政関白による政治、摂関政治、華やかりし時が流れていました。しかし、その後、平安時代の末期には平氏が、その後には源氏がと時の権威は歳月と共に入れ替わります。
思えば現在も、権威が大きく変化している時期ではないでしょうか?日本が世界に誇る自動車、電機メーカーの地位も揺らいでいます。あるいはエリートといわれた医師や弁護士も大きな時代の流れの中で変化を求められています。
千年ほど前のベストセラー、「平家物語」冒頭のように、盛者必衰の理は時代を越えた真理かもしれません。

2009/02/24

雨上がり 蛙の愛に 何気なく 大事にしたい 心のお金















私にしては珍しく、かわいいキャラクターの紹介です。M-Frogといいます。私の知り合いのある方が創られたカエルのキャラクターです。かわいいと気に入ってくれた方はこちらのメールアドレスにとは言えません。実はこのキャラクターはどんな手段を通じても、現金を振り込まれても購入できません。唯一、購入できる方法は、貴方の大切なものを交換することです。全てのものがお金で買える時代に、欲しい方が自分の大切なものを提供するという。本当の心と心の交換。心のマネーを大切にしたい作品です。

2009/02/23

夕暮れは 昇る硝煙 包み込む 橙の光 黒を含有















週末は、愛媛への移動。愛媛へはいつもは空路の移動ですが、今日は岡山からの移動のため陸路、電車での移動でした。瀬戸大橋を渡って香川から愛媛に入った付近、川之江辺りで日没を迎えました。
この付近は工場が多く煙突からもくもくと煙がたなびいていました。工場の煙と夕日の美しさ、相容れないもののようですがこのミスマッチがなんとも言えない美しさを創っていました。最近は環境問題から人気のない煙突の煙ですが夕日という大自然がその存在感を助けてくれていました。
どんな存在でも飲み込んでしまう夕日の美しさ、多忙な週末に真の美を見つけました。

2009/02/20

悲しくも 世間は常に うわべだけ 世紀を超えて 真贋見る目

アルパカという動物をご存知でしょうか?南米に生息する動物で、その体毛が繊維として利用されています。最近、ある企業でこのアルパカを使ったCMを紹介したところ、大ブレークして、アルパカを飼っている牧場などは多くの観光客でいっぱいと聞いています。100年に一度の不況の時期に、明るいニュースは大歓迎です。
しかし、天邪鬼の私としては少し気になることが、このCMを使った企業に新卒の入社希望者が殺到していると聞いています。この企業は伝統もあり、高い技術力も備える、いわゆる、優良企業です。新卒の学生が応募するには十分すぎる立派な企業です。でも、その志望の動機が、可愛い動物を使ったCMだけでは、あまりにもイメージや雰囲気先行になっているのではないでしょうか?素晴らしい技術力や伝統のある企業にあまりも失礼ではないかと思います。その企業のもつ本質、内容も十分研究して志望するのがその企業に対する礼儀です。
最近、企業のみならず社会全体が、イメージ、雰囲気、うわべだけの人気を重視する時代になっています。
100年に一回の不況の時期だけに100年経っても変わらない本質を見る目を養っては如何でしょうか?

2009/02/15

新旧は 融合されて オリジナル 春一番が 襟に挨拶  

ウイングカラー・クレリックとナロータイ














明日からは、再び、寒の戻りのようですが、昨日、今日と暖かい日々が続いています。そろそろ春のファッションが気になる季節になりました。
ウイングカラーのクレリックシャツを紹介します。白のウイングカラーはフォーマルの定番、クレリックは最近大流行、太目のオジサンたちや国会議員のセンセイたちも着用しています。でも、ウイングカラーとクレリックのシャツは私のオリジナルです。
さらに、カジュアルの定番、ナロータイとのコーディネイトは伝統的なフォーマルと最新のカジュアルのハイブリッドファションです。

2009/02/12

地方都市 己をみつめ 街づくり 個性を発揮 日はまた昇る

町営温泉













別府の夜明け













昨日は、地方都市から人が少なくなっていることをお話しましたが、何も手を拱いているだけではありません。新たな街づくりが大切です。そんな中、宿泊しているホテルの近くで見かけた、すごく趣のある建物が印象的な町営の温泉がありました。地方はその個性を活かした街づくりが必要です。折角、温泉という財産を持っている別府ならではの街づくりはこのような温泉です。豪華な大型ホテルも結構ですが、このように誰も立ち寄れる身近な温泉も大切ではないでしょうか?
個性とは変わったことをする事ではなく、自分の長所を活かす事と言われます。地方都市に頑張って欲しいと思います。ホテルの10階で朝食を摂ったときの夜明けの太陽は、まさに、日はまた昇るでした。

2009/02/11

温泉の 湯煙、人も 露のよう 儚く消える 地方の姿

駅前の空きビル

温泉の街、別府に来ています。
確か去年の秋、11月頃に前にここを訪れたのですが、今日、来てびっくりしたのは以前あったコンビニエンスストアーが無くなったり、ひどい場合はビル一棟が空き家になっていました。また、繁華街のお店も、休日にも拘らずお客が全くといっていいほど入っていません。先程、近くのスーパーで食材を買いに行きましたが、レジはがらがらでした。
特に、ここ別府は、以前は韓国人を中心とした外国人観光客がよく来ていましたが、円高とウォン安でそういう人の姿もほとんど見ません。不況というのは簡単ですが、やはり人口減少の影響は大きいようです。先程のニュースで隣の大分市も同じような問題を取り上げていました。
今までと全く違った発想の街創りが必要です。

2009/02/01

茜色 染まる翼に 安堵感 いで湯の国で 分け目の季節


明日は朝からの仕事のため、夕方、松山入りです。飛行機を降りて後ろを振り返ると、夕日に今乗ってきた飛行機が照らされていました。無事に松山まで私を運んでくれた飛行機への感謝の気持ちにメッセージを送りたくて文字にしてみました。まもなく、立春、2月は冬から春への季節の分かれ目の時期です。飛行機を照らす夕日にも何処か春の香がしました。