2008/05/19

ブランドに心乱れて舌が麻痺

少し前の話になりますが、某高級料亭Kがお客に出した料理を使い回ししていた事が問題となりました。また、このK、以前にも賞味期限の偽装問題でマスコミが大騒ぎをしていました。Kを弁護するつもりなど全くありませんし、過ちは償ってもらうのが当然ですが、この問題を少し見方を変えて見てみると今の世の中が映し出されます。

本来、高級料亭やブランドというものはそれなりの人物にふさわしいものです。おそらく使い回しされた料理を食べた客の中には、「さすがK、味が違うと」料理を褒め称えたのではないでしょうか?本当に舌のこえた方なら、Kも腕が落ちたなとか、少し味が違うと感じるのではないでしょうか?一体そんな客が何人いたのでしょう。本当の味も分からないものが、ブランドを妄信して高い金を払っている。現代社会はそういう世の中です。食べ物の話だけに辛口に仕立ててみました。

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