2013/08/15

振り返る バブルの時代 巷間に 高級流行り 皆横並び

残り少ないお盆休み、読書の日々を過ごしています。昨日、一気に読んでしまったのがバブルのあだ花、許永中の本、若き頃からバブルの時代にどのように世に出てきたかが面白く描かれています。
この人物の善悪を論評するほど野暮なことはないので、違う観点からこの書籍を見てみると面白いことを発見しました。
それは随所に「高級」という言葉が出てきます。高級ホテル、高級料亭、高級レストラン、高級車などです。
高級という言葉は魅力的で人をひきつけるものがありますが、果たして高級イコール正しいことなのでしょうか?
私は高級より高品質という言葉が好きです。

また、ある老舗の生命保険会社の破綻の記述がありますが、この時代、他社がやっているから我が社も乗り遅れてはいけないという空気が流れていました。
これは今もあまり変わっていません。長嶋・松井氏の国民栄誉賞で、サッカーのワールドカップ出場で、富士山の遺産登録で、暑さ日本一でみんなが騒いでいるので乗り遅れないようにと、兎に角、人のやること成すことが気になり、流行ばかり追い求める者が多いのが今の姿です。

人間はバブルの崩壊から何も学んでいないのではないでしょうか?

私は高品質とオリジナル路線でお盆明けも仕事に励みます。

経済界のあだ花というタイトルで切り取りました。

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